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2023.08.04

廃棄物処理

廃棄物の処理について思うこと

廃棄物の処理に携わる企業の皆様との関わりの中で、廃棄物の処理は社会インフラのかなめであるということを日々実感しています。

廃棄物の処理という仕事が無ければ、現代日本の豊かな生活は成り立たちません。

 

社会インフラといえば、電車、バス、飛行機といった交通機関、電気、ガス、水道といったサービス、それ以外にも、医療機関や物流関係などが思い出されます。

 

ですが、これら全てを裏で支える肝心かなめの社会インフラが廃棄物の処理であると考えます。

 

目の前にあるものを無くす、無くさないまでも小さくする、無害化する、有益なものに生まれ変わらせるといった廃棄物の処理に関する技術は、よく考えると特殊な技術です。

 

廃棄物の処理という仕事は、この特殊な技術を活かし、現代人が生活を営み続ける限り発生する廃棄物を、日々絶え間なく処理し続けていく仕事といえます。

 

 

近年、深刻化する環境問題に歯止めをかけるべく、地球規模での取り組みが盛んになっています。

 

その中でも、廃棄物に関連する例を一つあげれば、物自体を減らす(リデュース)、ある人にとっては不要となった物を再び利用する(リユース)、加工して新しく価値ある物に生まれ変わらせる(リサイクル)といった活動は、3Rと呼ばれ、いずれも環境負荷の軽減につながり得るものです。

 

一方で、現代人の欲求は留まるところを知らず、大量生産・大量消費・大量廃棄が繰り返されています。

 

古くなったものを大事に使えども、いつかは必ず寿命が来ます。

不要物を再生する施設を動かすためにそれ以上の不要物が出ていたとすれば、本末転倒です。

 

現実的な問題として、現代の技術では生活に伴い排出される廃棄物を全くのゼロにすることはできません。

 

遠い将来、さらなる技術革新によって、あるいは社会構造の変化によって、廃棄物を処理する必要が無くなる時代が到来するかもしれません。

そのときには廃棄物の処理という仕事が役目を終えることになるでしょう。

 

しかし、そのような未来が到来するまでは、誰かが廃棄物の処理をしなければなりません。

 

弁護士法人大樹法律事務所は、社会インフラのかなめとして、廃棄物の処理を担う皆様の力になりたいと切に願っております。

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